海外や外資系企業への転職で有利になる英語の資格はTOEICじゃないの?最近話題のCEFR(セファール)って何?

日本企業に人気なのはやっぱりTOEIC
転職する際に有利になる英語の資格といえば、日本で一番人気なのはTOEICと英検だと思います。
実際に採用担当者もこの二つを採用の際にもっとも参考にしているのが現状でしょう。
特にTOEICは昇進や海外駐在の際の指標として使っている企業も多いので、日本企業で働く方は重要視されていると思います。
まずはTOEICで700〜800点以上、できれば900点を目標にされている方も多いのではないでしょうか。
TOEICのスコアアップのためにはコツコツと最低1年以上の努力を続けられる方は独学で十分だと思います。
しかしTOEICスコアを2〜3ヶ月という短期間で100点以上伸ばしたい方は、最近は専属コーチをつけて集中的に行うことができます。いい時代になりましたね。
以前にも紹介しましたがPROGRIT(プログリット)というサービスが一番いいです。無料カウンセリングもありますのでチェックしてみることをおすすめします。
最近話題になっているCEFR(セファール)とは?
TOEICは日本人のための日本人による英語検定試験であるため、海外の企業には認知度があまりなく馴染みがないのが実情です。
したがって、海外の企業に転職したいという方にとって必ずしも有利な資格とはいえません。
そこで今回は海外や外資系で働きたい方で、TOEICや英検以外にも英語の資格をとりたいと思っている方に、CEFR(セファール)という資格をご紹介します。
これはCommon European Framework of Referenceの略で、ヨーロッパ言語共通参照枠と訳されます。とくに多言語が使われるヨーロッパにおいて語学力を測る物差しとして欧州評議会が20年以上研究し開発したもので、2001年から公式に活用されています。
たとえばイギリスの会社がエンジニアを募集した場合に、日本人とポーランド人が応募してきてそれぞれの国の英語検定試験の結果を提出されても、両者の英語力を比べようがなく、またそもそも英語でどの程度仕事ができるかわかりません。
そこでどの国の人が応募してきた場合でも客観的に英語力を測れる指標として採用されているのがCEFR(セファール)です。
現在、CEFR(セファール)で提供されている参照枠は、英語を含めて 38もの言語にのぼります。 レベルは A1、A2 、B1、B2、C1、最高レベルのC2に分けられています。
英語については、現在ケンブリッジ大学を中心に、取りまとめる作業が進められていて、EUにおいて言語運用能力の共通規格として通用しています。
TOEICとの対照表
最近はヨーロッパ以外にも広がっており、日本でも昨年、NHK英語講座がレベル分けの基準にCEFRを採用したり文部科学省もCEFRの日本版(CEFR-J)を作るために動き出しているようです。
グローバルに仕事をしていきたい人は、今後CEFR(セファール)の重要性がますます高くなっていくと思われますので、チェックしてみてください。
CEFR(セファール)を紹介した動画もありました。